フラグは気付けば立っている

折るどころかさらに立つ

「はぁ…またかぶるとか、最悪。まぁ、でも、てめぇにだけは絶対に負けねぇ。」

「ふっふっふー。僕だって負けないよー。それに、要が俺に勝てたことないじゃん。」

「っ…!で、でも、今回だけは負けられねぇ。本気だ。」

「僕だって本気だよー。かかってこーい。」

何やら、闘争心がめらめらな様子のお二人www
えwwwなにこれwww何に対してこんなに燃えてんのwww

とか思ってたら、千石先輩が俺の顔を上から覗きこみながら、喋りかけてきた。

「という訳で、ゆーちゃん。好きだよ。仲良くしようね。…性的な意味でも。」

え…?今、好きって言った?しかも…せっ、せっ、性的な意味でもって………え?うそんwww聞き間違えだよねwwwそうだよねwww

「あの、千石せn「由絃。」…由絃先輩。」

「なーに?」

「先輩って……ノンケでs「違うよー。ホモだよー。」………え?」

セリフを被せてくるのは今は置いといて…ホモ?先輩ホモ?え、でもさっき…

「先輩、腐男子だって…」

「うん。僕、腐男子でホモなんだー。ゆーちゃんはノンケみたいだけど、大丈夫だよー。僕が男の良さを教えてあげるから。…直接身体にね。」

「ひっ…///」

最後のセリフを耳元で囁かれ、思わず身体がびくっと反応する。

まさか、同士がホモだったなんて……もう、やだ。うぅ…泣きたい。