折るどころかさらに立つ

24/30
前へ
/98ページ
次へ
脳内ぷち会議の結論が、やけくそに決定した時、双子がテンション高めで、俺の名前をフルネームで呼んできた。いや、この二人は普段からテンション高めか。 「なんですか?先輩方。」 「あのねー」 「えっとねー」 「「吉野遊は、僕らを見分けられるー?」」 な、なん…だと…!? ここで、お決まりの『どっちがどっちでしょうクイズ』をすると言うのか…!? よろしい。ならば、戦争だ。 ふっ、ちょっとここらで、俺の能力の一部を紹介するとするか。 俺は、記憶能力がとても高い。異常な程にだ。 だから、入学式での自己紹介の時に見た瞬間、俺はその全てを記憶した。 よって、この俺が、この双子を見分けれない確率は………0%だ。 (夜中のテンションでお送りしております。ご注意下さ((ry) 双子がくるくるとすごい速度で回る。 そして、ピタッと止まって、「どっちがどっちだー?」と声を揃えて言う。 俺は迷うことなく…… 「左が色先輩で、右が黒先輩…ですよね?」 …と言った。
/98ページ

最初のコメントを投稿しよう!

842人が本棚に入れています
本棚に追加