43人が本棚に入れています
本棚に追加
「なんてこった…」
もしも、魔導書を読んでいるなら…二人の脳髄が危ない…
「フヒ…?」
「書の魔力により身の内、心の奥底に閉じ込めた己の内に巣食う狂気は解き放たれ灰色の脳髄は蝕まれ犯され侵され冒され侵食され食いつくされ遂にその狂気は肉体すら変異させ…
「こわっ!?」
「ちょ…赤色兄(C)!?」
…月の淡い耀きと日輪の旭光は混ざり合い相反しあいながら光輝は更なる高みへと上り詰め、其を喰らう存在となったモノは冥き闇へと身を沈め凄惨なる惨禍を混濁の瞳で見つめる事になるだろう…永遠に、儚く…」
はーぅ、はーぅと息を荒げ完全に『魔法使い』の顔になってしまった
「(全然大丈夫じゃないな…)」
「フヒヒ…ろ、録音完了…か、神崎さんに…そそ、送信…」
「蘭子ちゃん大喜びなの、あはっ!」
サンズオブザナーナタイヨノシタクルージー
「む?シグナムか?」
「戻った!」
「切り替え早っ!」
「そうか、分かった一区切り着いたらまた行こう」
先程のマッドは消えた、いまあるのはいつもの皆の兄貴の太陽だ
「やれやれ…胃袋を甘く見ていたな…」
「あの…何か…その…」
「ん?ああ、気にすんな一匹でかいの狩りに行けば済むだけだ」
「…すいません」
「だからいいって、ほら、さっさと採る分採って、飯にするぞ」
最初のコメントを投稿しよう!