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ふむ…大分集まったな…よし、遅くなったが、飯にするか
「っはぁ…やっと飯だ…」
「ハニー!ミキ特製のおにぎり食べるの!!」
元気があって実にいい…すまんが、炭火を起こしといてくれ
「太陽さんは?」
醤油を調達してくる
「はい?」
「じゃ、宜しく」
こう…シュタっ!!って感じで跳び跳ねていく太陽…相変わらず逸般的だ
「もう太陽さんスタントマンやればいいと思うな」
「そ→だね、CG無しでスパイダーマンとかやれるね」
「それ言うなら、なのなの達も何かやれるじゃん」
どうやらこの娘達の中ではなのは達も逸般人らしい…いや、間違いではないが…
恐らくこの話を聞けば白い魔王が降臨し、物理的に記憶を消しに来るだろう…主にバスターで
「それ、本人達の前で言うなよ」
「「は→い」」
「さてと確か此を…」
バッグから取り出したのは、水に浸してある赤い石
「…72それ?」
「ん?ああ…発火石と言ってな、なんでも大気中の酸素と反応して燃える…らしい」
其を七輪に投入し、発火したら炭を置いていく
「便利な物もってるの…」
他にも幾つか使い方を教えて貰っているがそれはその内見せよう
「いたいた…大きさからみて…7、8年と言った所か」
太陽が狙いを定めているのは醤油飛蝗という、醤油の入った袋を背負う飛蝗だ
年を経るに従い、体は大きくなり、醤油の貯蔵量も増え旨味もましていく
「命迄はとらん、安心しろ」
影縫による捕獲ー醤油だけを頂き放す
「完了っと」
持ってきた壺に注ぎ、蓋を閉めて、更に布を被せて紐で締める
「さて…戻るか」
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