監禁生活。

いきなり身売り！？

「あの―…」

（無視、ですか…）

何度も「どうして？」と質問するあたしに、ついには返事もしなくなった社長を諦めて、

仕方なくだだっ広いホテルの部屋の中を見渡してみる。

そしてすぐに、あたしはびっくりした。

だって、よく見るとあたしと同じような状況になってる女の子たちを、部屋の片隅で数人見つけたから…。

ってか、あたし……、
何で今まで気付かなかったの（泣）

部屋に入るなり札束を見せたれたから、それに目が眩んで、ぜんっぜん気付かなかったなんて……

あたしの、バカーーーーっ！！！！

人生最大の、後悔なんですけどーーっ！！！！

しかも、まじまじと他の女の子たちを見てみれば。

みんな、すっごい可愛くてオシャレでスタイルも良くて、モデルさんみたいで…

こんな時に何なんだけど、

もしかしてあたし１人…場違い？？

しかも、誰１人。あたしみたいに暴れてないし、手錠も嫌がってない。

なんで？どうして？って考えてる間に。

ピッと小さな機械音がして、部屋の入り口の自動ドアが開いたんだ。

そのドアから入って来たのは……、１人の男の人。

。