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「え゛っ!?」
もちろん、わたしは青ざめる。
「残念だな。久々に部活休みだから、楽しみにしてたのに」
ため息まじりにそう呟き、こっちをちらり。
「ごめんなさーいっ。ちゃんと頑張るから、キャンセルはヤーっ」
「そうは言ってもなぁ……」
「陽月[ひづき]ーっ。イジワル言わないでよーっ」
半泣きでシャツの袖を掴むわたしに苦笑しつつ、
「だから、彩菜里次第だってば。彩菜里が明日の追試をクリアすれば、なんにも問題はないんだから」
優しくそう言う陽月。
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