ある日の放課後

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………………………… 「それで、浅雛と丹生はどうして遅れたんだ?」 「それはですね、私がここまで来るまでに美空先 生の手伝いをしていまして…」 「ミモリンの理由はわかったけどデージーちゃん は?」 しかしデージーは榛葉の質問には一切答えずおも むろにぬいぐるみを撫でている。 「かっかっか、ミチルはデージーに嫌われてじゃ ねぇの」 「そうなの?デージーちゃん」 榛葉は再度デージーに話しかけたがやはり返答が ない。 榛葉はおもわず肩をすくめてしまった。 そんな姿を見た安形は少し笑ったあと 「それでデージーはどうしたんだ」 「ぬいぐるみの手が取れたから家庭科室でなおし ていた」 デージーは少々言いたくなさそうにいたが聞いた のが安形だったので答えた。 すると、椿が
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