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-出会い-
その日から、俺は志乃とは会ってぃない。
何処か胸の中がぽっかり穴があいた様だった。
家にいても…
仕事をしてても…
ボーーッとしてぃる毎日。
「おぃ…三崎。大丈夫か?仕事はちゃんと進んでる様だけど…」
俺の仕事は建物の設計図を描く所で、まぁ建築家、建設…みたぃな所だ。
その仕事場には俺の仕事仲間が五人いて、その中でも今話し掛けられた九藤真吾(PC松)は俺のもっとも親しい人。
俺の良き理解者とも言える。
「え?ああ…そう見えたか?やっぱり…」
「何かあったのか?」
「まぁ……ちょっとな」
「今は無理には聞かねーケドよ!仕事の後にはゆっくり聞いてやるからな!溜め込むのは良くなぃぜ?」
そう言って真吾はニカッと笑う。
何処かこの笑顔には勇気をもらぇる。
「ああ…サンキュ」
そう言って俺達は仕事に戻った。
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