-出会い-

1/8
119人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ

-出会い-

その日から、俺は志乃とは会ってぃない。 何処か胸の中がぽっかり穴があいた様だった。 家にいても…  仕事をしてても…  ボーーッとしてぃる毎日。 「おぃ…三崎。大丈夫か?仕事はちゃんと進んでる様だけど…」 俺の仕事は建物の設計図を描く所で、まぁ建築家、建設…みたぃな所だ。  その仕事場には俺の仕事仲間が五人いて、その中でも今話し掛けられた九藤真吾(PC松)は俺のもっとも親しい人。  俺の良き理解者とも言える。 「え?ああ…そう見えたか?やっぱり…」 「何かあったのか?」 「まぁ……ちょっとな」 「今は無理には聞かねーケドよ!仕事の後にはゆっくり聞いてやるからな!溜め込むのは良くなぃぜ?」 そう言って真吾はニカッと笑う。  何処かこの笑顔には勇気をもらぇる。 「ああ…サンキュ」 そう言って俺達は仕事に戻った。
/84ページ

最初のコメントを投稿しよう!