47人が本棚に入れています
本棚に追加
「HAHAHAHA!!!!!」
"異形"はその変化を物ともせず、士に飛びかかる。
まるで、飢え渇いた猛獣のような動きで片手の鋏が士の眼前に迫る。
「…ふっ!」
すると士はその場で勢いよく飛び上がり、まるでコウモリのような身のこなしでそこにあった街頭に足を引っ掛けた。
「HA!!!」
しかし、"異形"も負けじと街頭にぶら下がっている士に追撃をしかける。
「だからそんなに鋏を振り回すなっと!!!」
士は振り上げられた鋏を引っ掴み、そのまま腕力だけで"異形"を持ち上げる。
「そういう鋏の使い方をする悪い子には…お仕置きだ!!!」
そして士は"異形"を軽々と地面へ放った。
"異形"は地に激しく叩きつけられ、フヒャ、という情けない声を出す。
「さぁ、これで本当に終わりだ…」
士は街頭から飛び降り、着地と同時に腰のライドブッカーに手を伸ばし、一枚のカードを引き抜く。
カードにはコウモリを模したマークに、FINAL ATTACK RIDEと書かれている。
士は迷う事なくそのカードをディケイドライバーに叩き込んだ。
FINAL ATTACK RIDE K・K・K・KIVA!!
最初のコメントを投稿しよう!