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妹と抱きつき安心させる。僕も安心できた。
お父さんは別居していていない。
夜になってもお母さんは帰ってこない。
『明梨、お腹すいただろ?』
妹はギュッと僕のシャツを握ったまま首を横に振った。
『ダメだ、少しでも食べとこう。』
僕が立ち上がると妹も立ち上がった。
そのまま一緒にキッチンにいき食べ物を探すとジャリパンが一つあった。
『半分個しようか?』
妹はコクンと頷いた。
僕も正直お腹はすいていない。
だからといって食べないでいるのはよくない。
牛乳とジャリパンを持ってテーブルに移動する。
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