序章 野球と仲間とオレ

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4月2日PM13:25 野並高校グラウンド カーン! 「バッチコーイ!任せろ!」「オーライオーライ」等の声を聞き将は聞き惚れて、我を忘れていたが数十分後ようやく我に返った。思いがけず熱中してしまった自分に対して少なからず疑問を将は感じていた。ふと、その時グラウンドに豆みたいな人影を見かけて、また新たな疑問が浮かんだ。その疑問とはその豆みたいな人がピッチャーをしていたからであり、さらに服には背番号1の文字が刻まれていたからだ。さすがに野球に疎い将でも「エースピッチャーの背番号は1」くらいは分かっている。なので、余計驚き戸惑ってしまったのである。それを考えていた時「ポンポン…コロコロ…」と野球ボールが転がってきた。
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