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将は野球部員に対してそのボールを幼少時代に習っていた柔道(背負い投げ等で肩を使うので)で培った能力で鋭く低い弾道で投げ返し、帰ろうと踵(きびす)を返し歩き始めた…が誰かに声をかけられたのである。声の主は先程のボールを投げ返した細身だが中々筋肉があり、豪腕な感じの男で将はプロレスラーの蝶野を頭に思い浮かべた。彼の背中には背番号2(キャッチャー)が書かれていた。「すいません二年の國松と言いますあなた、肩良いですね…も、もし良かったら野球部に入りませんか?」「あ、はい、いいですよ。」!?な、な、なんでいきなり返答してしまったんだ!?もう少し考えれば良いものを…勝手に口から出たその言葉に将はかなり困惑してしまった。
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