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「だから俺はリア充じゃねぇぇんだよ!!」
という叫びとともに俺はうす暗い森の中で目が覚めた。
なぜ転生するのに爆発する必要があったんだ、無いだろ明らかに無いだろ、そもそも非リアな時点で無いだろ。
「くっそが俺を殺しておいてさらにリア充と同じく爆発させるだ? アイツめ良い根性してやがる」
そう言いながらも俺は身の回りの確認を怠らない、だって魔法の世界だし、いきなり爆発してもおかしくない。
「危なそうなのは見当たらないが……どこだよここ」
全くどこなのか分からない、看板くらい建てておいてくれてもいいのに、良世界の人たち不親切。
「とりあえず歩くか」
俺は、どっちが北で何があるのか全く分からないが、足を進めることにした。ジッとここにいるよりは幾分かマシだろうし。
『作者からの注意、森の中で迷った場合に、むやみやたらに歩きまわるのは大変危険です。
救助が来るのをひたすら信じて、その場でジッとしていましょう。
新聞紙や、ビニールなど、ありとあらゆるものを駆使して、体の体温を下げないようにしましょう。
また救助がこない場合や、その場で死亡した人の、悪霊が現れた場合、あきらめて死を受け入れましょう』
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