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「うぎゃ!?」
「いやいや、呻き声でわかると思う?いじめて楽しいのかって聞いてんの?Do you understand?」
なおも俺は蹴り続ける、しかし男が急に何かを取りだした。
なんか赤いボタンが付いていますね。
「おい早まるな!!」
するといつの間に駆け付けたのか、俺の周りには機動隊らしき人たちが防弾ガラスを構えて準備していた。
なんの映画ですかこれ?
「君!!早く逃げるんだ!」
「はい?」
そのとたんに、再びあの言葉が思い浮かんだ『爆発する』
「おい、待てお前、俺はリア充じゃないから爆発する必要なんて一切無いんだぞ!!お前だけ死ねよ!!巻き込むなよまだ女の子とニャンニャンしてないからね!?彼女いない歴=年齢の俺を哀れに思えよ!!」
心の中の思いを全て吐いていざ逃げようとした、その瞬間手首をつかまれた。
「お前も道連れだ!!」
どうしてそうなった!!
「やめろ落ち着け、良いか俺は非リアだ、爆発する意味が無いだろ?無いだろ?無いよな?落ち着いて……」
その時、男がボタンに指をかけて、警察のほうへと、走り出した。
「逃げろおぉぉぉぉぉ!!」
俺は警察たちのほうを見て叫んだ。ヤバイ俺今事態の中心的な存在じゃね?
そんな余裕を心の中でかましていたのだが、なぜかどうして、運が悪かったのか、その男は、俺の脚に引っかかった。
「アレ?」
間抜けな声を出して転んだ男、しかし地面に打ち付けられた衝撃でボタンが押ささってしまった。
「ちょ、だから俺は非リアなんd……」
俺は爆発に巻き込まれた。
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