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【誉】 繋ぎ直された手も、デートと言われる事も、妙に照れてしまって恥ずかしい。 五月君の家に着くと、珍しく外出したせいか、二人してソファーに座り込んで、少しゆっくりした時間を過ごす。 「そうだ。」 買ってきた指輪を取り出して、五月君の元に行く。 座っている五月君に跪いて手を取って考える。 「お誕生日おめでとう。五月君。こんな特別な日に一緒に過ごせるなんて幸せです。 私みたいな化け物を受け入れてくれてありがとうございます。」 「化け物って…」 「まあ、人間ではありませんから。こうやって一つ一つ五月君が歳を取っていっても、私の姿はこのまま…いつか追い越されてしまうんですw随分先の話になりますけどね? でも…それくらい先までずっとこうやって五月君の傍に居たいものですね。」 まるでプロポーズのようになってしまったけれど… 握っていた手に指輪を嵌めてキスをする。 「君の一年が素晴らしいモノになりますように。これからもよろしくお願いします。」
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