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幼馴染み
紫雲は僕の幼馴染みだ。
幸村 紫雲
彼女は市松人形のように可愛らしい容姿で性格もとても良くみんなの人気者。ファンクラブもあるらしい
少々おかしい語尾をつけるがそれもまた可愛いとグッとまた人気者になった
「ゆっくんおはようなのー!」
そうそう、こんな風に…
本物だった
だが僕はすぐに紫雲の顔ではなく手元を見た
「紫雲おはよう、その雀は何?」
「ソロモンジャッカルのことなのー?ソロモンジャッカルはお友だちなのー!!」
ソロモンジャッカルというのか、その雀は。あいにく朝からツッコミはキツいのでやめておく。
「紫雲、ソロモンジャッカルは学校に連れてきちゃダメだよ」
やんわり注意すると紫雲がむすーっと頬を膨らますがしゅんと項垂れる。その姿はさながら小動物だ
「わかったのー…
またねなのー!きよしー!!」
パッとソフトボール投げのごとくソロモンジャッカルを放した。…て、え?
「ソロモンジャッカルのじゃないのかな?!きよしってなに?!?!どっちなの??!」
ついに突っ込んでしまった
「ヨシュア伊藤はヨシュア伊藤なのー」
にへっと笑顔を見せる紫雲。それに悶える紫雲中毒者はどうかしている
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