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「おら、テメーら今日は遠足だ、忘れ物してねーだろーな」
笠松先輩が仁王立ちで私たちに話しかける
私は狼炎灰兎、至ってフツーの女の子…なのだよ☆
あ、今気持ち悪いとか思ったでしょそこの読んでる人!!
まぁいいけど…
「忘れ物してたらシバク」
「センセー、顔が怖いっスー」
「黙れ黄瀬、」
ぎろりっと黄瀬涼太を睨むとスタスタとどこかに歩いていってしまった
「いやー、今日の笠松先輩もかっこいいのだよ!!!」
「どこがっスカ!!おれ死にそうだったんスヨ!?」
「よかったな!黄瀬、笠松先輩ににらまれるってそうそうないことなのだよ!?」
「そう言う問題っスカ!?」
灰とっちぃ~と言い寄ってくる黄瀬を無視して隣にいた明希に話しかける
「明希!」
「なに?」
「今日一緒に遊ぶのだよー!!」
「当たり前でしょ。俺灰兎しか遊ぶ人がいn」
「ウソつけこの野郎黄瀬とか真ちゃんとか高尾とかいっぱいいるのだよ」
「ばれたかwwごめん」
「www」
そんなたわいもない会話をしていると隣から黄瀬の悲鳴が聞こえた
「痛いっすー!!!やめてって!!ちょっ!!黒子っちぃいい!!」
明希と共に黄瀬の方を見ると
黄瀬が四つん這いになりその上に黒子が乗って進行方向を指差していた
つまり…
進めということだろう。
「www黄瀬wwwマジ黄瀬ww」
「早く進んでください。黄瀬君。」
「なんで俺なんスか!!火神先生にやってもらえばいいでしょう!!」
「火神先生は今忙しいです。」
そんなことをいいながらも前に進む黄瀬。
あーあ、やさしいなぁ…大好き…www
「灰兎」
「んあ?あ、真ちゃん、どったのー?」
今日のラッキーアイテムだと思われるでかい熊のぬいぐるみを抱きながら言ってきた
「前々から気になっていたのだが…」
少し言いづらそうにモジモジすると
「なぜ笠松先生を「先輩」と呼ぶんだ?」
「ん?なんか尊敬してるから。先生はまぁ目上の人って感じの時に使うのだよ。んでもそれじゃ足りないって思ったから先輩にしたのだよ」
真ちゃんの方に向き直り
仁王立ちで言う
「そうか。」
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