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「も~!お嬢様!勝手な行動は控えてください!」
「…考えとくわ」
「それで…お目当ての品物は買えたんですか?」
「ばっちりよ」
〔ガサゴソ〕
「はい、これ」
「…何ですか~?」
「ネックレスよ?」
「ありがとうございます…でも、何故?」
「あら?忘れたの?今日は清が屋敷に来た記念日よ?」
「あっ!…そうでしたね」
「ほら、貸しなさい?つけてあげるから」
「お願い致します」
「…」
「…どうですか?」
「似合っています」
「えへへ~///」
「…気持ち悪いわよ?」
「…」シュン
〔ガサゴソ〕
「?」
「こっちは、あなたが私につけなさい」
「…同じネックレス?」
「…不服かしら?」
「いえいえ、すごく、嬉しいです…お揃いですね~♪」
「…」
「お嬢様?」
『私の所有物で在ることの証だということは黙っておきましょう…』
「さっ!夕飯の準備してちょうだい?」
「は~い、お嬢様~」
「今日は、魚が食べたいわ」
「では、今夜のメニューは…」
こうして、お嬢様と私、西田清の1日は終わった…
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