買い物ですよ!お嬢様

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「さて…暇になりましたね」 「そ、そうですね~」 『お嬢様には思いやりがありませんね』 「今、失礼なこと考えてません?」 「そんなことないですよ~」 「ふふ…そうよね」 『笑顔が恐い…』 「そうだわ!」 「どうなされました?お嬢様」 『嫌な予感しかしない…』 「一緒に買い物に出かけましょう!」 「…買い物ですか?」 「そう買い物!ショッピング!」 「必要な物があるなら、買ってきますが?」 「…聞いてなかったの?」 「はい?」 「私は、『一緒に』って言ったの!///」 『お嬢様がデレた!?』 「な、なによ?その意外そうな顔」 「い、いえ!行かせていただきます」 「え?もともとあなたに拒否権なんて無いわよ?」 「ですよね~」 何はともあれ、ショッピングです * * * * * * * * * * 「ショッピングモールに来ましたが…」 「…」キョロキョロ 「いったい、何を買うんですか~?」 『いろんなお店がある…』ハッ! 「そ、そうね…」チラッチラッ 「…お嬢様?」 「な、何でもないわ!」 「そんなにアイスが気になるんですか?」 「っ///」 「食べたいんですか?」 「食べたい…です///」 『お嬢様が敬語なんて…かわいいです』 「…それじゃ~買いに行きましょう!腹が減っては戦はできませんからね~」 「ま、ま~、清がそこまで言うなら…」 「別に私は甘いもの好きでは無いので」ニコッ 「…」グスッ 「お、お嬢様?」 『いじわるしすぎちゃったかな?』 「ごめんなさい…甘いもの嫌いだったなんて…」 「別に食べられないほどではないので」 「チョコとか無理して食べていたのね…良かった」 「そ、そんなこと…え?」 「激甘にしてよかった~」 『…お嬢様のチョコレート甘かったっけ?』 「お嬢様のチョコはちょうどいい甘さでしたよ?」 「…」 「お嬢様は使用人の好みを全て把握していると旦那様から聞いております…それに…」 「それに?」 「どんなに甘すぎても、お嬢様の作った物は世界一おいしいですから」ニコッ 「今度から激甘にするわ…///」 「…は~い」 「とりあえず、あそこのたい焼き買いましょう…アンコなら甘すぎないでしょ?」 「アイスじゃなくて良いんですか?」 「べ、別に清が甘いの苦手だからそうしたわけじゃないわよ!?…最近甘いものばかり食べて太り気味…そう!ダイエットよ!」 「…かしこまりました」
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