第二説「空から見る世界」

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「・・・んじゃ、お疲れだぜ」 神社をぐるっと一周しながらの説明が終わって、今は魔法の森の魔理沙の自宅前にいた。 「ありがとうございました!」 「はい、おつかれさん」 魔理沙は家の中に入っていった。 「さて、私たちも帰りましょうか。」 「そうですねー」 「どうだった?空から見てみて。」 「来た時以上に楽しみが増えました!今度はもっと遠い場所も見てみたいです!」 「そうね、またいつか」 (にしてもいまだにテンション高いわね・・・) 霊夢は少し呆れた感じだった。 「両手つかみなさい。運んであげるから。」 「はい!」 文弥はしっかり霊夢の両手をつかんだ。 「これちょっと疲れるのよねー・・・」 「俺が飛び方分かってればいいんですがね・・・」 「飛び方は近いうちに教えるわ。」 「え、俺も飛べるんですか?」 「やり方さえちゃんと分かってれば飛べなくはないわよ。」 「なんと・・・」 「んじゃぁ特急で行くわよー」 「はい!」 上空の移動は神社まで一直線だった。 「じゃぁ今日はもう遅いし、さっさと寝てしまおうかしら。」 「走ったりはしゃいだりで疲れました・・・すぐ寝たいです・・・」 「少しはしゃぎすぎよ・・・まぁ初めてのことだし仕方ないわね。」 そして、忙しい一日目は幕を閉じた・・・はずだった。 その日の深夜 「・・・なぜ寝れない・・・」 文弥はなかなか寝付けないでいた。 「かなり疲れてたはずなんだけどな・・・なんていうか胸騒ぎが・・・」 文弥は布団から起き上り障子を開けて外の空気を吸いに行った。 「星が綺麗だな・・・」 ぼーっと空を見上げる文弥。 「星を見たらだいぶ落ち着いたかな。もう寝れるだろう・・・」 文弥は再び布団に戻った。目を閉じるとすぐに寝れた。
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