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「・・・んじゃ、お疲れだぜ」
神社をぐるっと一周しながらの説明が終わって、今は魔法の森の魔理沙の自宅前にいた。
「ありがとうございました!」
「はい、おつかれさん」
魔理沙は家の中に入っていった。
「さて、私たちも帰りましょうか。」
「そうですねー」
「どうだった?空から見てみて。」
「来た時以上に楽しみが増えました!今度はもっと遠い場所も見てみたいです!」
「そうね、またいつか」
(にしてもいまだにテンション高いわね・・・)
霊夢は少し呆れた感じだった。
「両手つかみなさい。運んであげるから。」
「はい!」
文弥はしっかり霊夢の両手をつかんだ。
「これちょっと疲れるのよねー・・・」
「俺が飛び方分かってればいいんですがね・・・」
「飛び方は近いうちに教えるわ。」
「え、俺も飛べるんですか?」
「やり方さえちゃんと分かってれば飛べなくはないわよ。」
「なんと・・・」
「んじゃぁ特急で行くわよー」
「はい!」
上空の移動は神社まで一直線だった。
「じゃぁ今日はもう遅いし、さっさと寝てしまおうかしら。」
「走ったりはしゃいだりで疲れました・・・すぐ寝たいです・・・」
「少しはしゃぎすぎよ・・・まぁ初めてのことだし仕方ないわね。」
そして、忙しい一日目は幕を閉じた・・・はずだった。
その日の深夜
「・・・なぜ寝れない・・・」
文弥はなかなか寝付けないでいた。
「かなり疲れてたはずなんだけどな・・・なんていうか胸騒ぎが・・・」
文弥は布団から起き上り障子を開けて外の空気を吸いに行った。
「星が綺麗だな・・・」
ぼーっと空を見上げる文弥。
「星を見たらだいぶ落ち着いたかな。もう寝れるだろう・・・」
文弥は再び布団に戻った。目を閉じるとすぐに寝れた。
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