プロローグ

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学校の森の中にある2つの影。 その片方である燈彌は、その黒い人影をじっと見つめる。 満月の光によって、その全貌が露になっていく。 「・・・・玲夏なのか?」 その姿は見た事がある人物であったのだが、いつもとは違う姿につい聞き返してしまう。 「と、燈彌どうしてここにっ!?」 燈彌の声に気付いた玲夏は、慌てて気の影に隠れるが顔を出しているので違っている場所はわかる。 その頭から出ている猫のような髪の色と同じ耳、所謂猫耳と尻尾が確かに見えていた。 ────学級対抗戦から三週間後俺は奇跡に出会った。
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