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「アルル、会えてうれし………ん?」
サタンさんは途中で眉をひそめた。
やばい。ばれた?
しかし、そうではなかった。
「アルル。カーくんはどうした?」
ギクッ。忘れてた。
「あれぇ~?カーくんなら、さっき、サタンのところに行くって言って………。」
「なにぃ!カーくーん!!」
サタンさんはどこかへ行ってしまった。
ほっとしてから気付いた。
なんであたし、アルルのふりをしてるんだろう。
サタンさんならもとにもどしてくれるかもしれなかったのに。
ま、いいか。
あたしは街に戻るため、再び歩き始めた。
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