始まりは薬から

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「はぁ~」 朝かららしくもなくため息をつく少女が一人。 彼女の名前はアルル・ナジャ。 一人前の魔導師を目指す16歳の女の子。 最近ここ、プリンプタウンに飛ばされてきたが、まだもとの世界に戻る方法はわかっていないため、ここに住み着いている。 とにかく、なんでこの元気印の彼女がため息をついているのかというと…。 「なんで、今頃ウィッチの薬が見つかるんだろう…」 そう、今頃になってあの魔女っこのへんてこな薬が見つかったのであった。 取りあえずこのまま放置しておくのは危険なので捨てにいくことにしたアルルだったが。 「なんでこんないい天気に、ウィッチの薬なんか、捨てにいかなくちゃいけないんだろう…」 また、ため息をつくアルル。 確かに今日の空はいつもより蒼い。 本当ならピクニックにでも行きたかったのだ。 「早く捨ててきてピクニックにでも行こう!」 アルルが今日の予定を決めた所で目の前にアミティ達が現れた。
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