かーくんのマスコット

18/21
前へ
/111ページ
次へ
「でも、キミは闇の魔導師だから!ボクとキミはいつかははなればなれになっちゃうから!だから、だからボクは………」 「………運命か?」 アルルは泣きながら、頷いて、言う。 「つらくなるんだったら、ボク、キミのこと、好きにならなければよかったって、思う時がくるから!」 「来ない。」 アルルはびっくりした様子で、シェゾを見上げる。 「俺がいるかぎり、アルルには、辛い思いはさせない。 それに、俺は、お前に俺達の運命をきいているんじゃない。 お前のキモチをきいているんだ。 アルル・ナジャ。」 初めて知った、アルルのフルネーム。そんなことよりも、アルルの答えが気になった。 アルルは、ゆっくりと言う。
/111ページ

最初のコメントを投稿しよう!

115人が本棚に入れています
本棚に追加