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「でも、キミは闇の魔導師だから!ボクとキミはいつかははなればなれになっちゃうから!だから、だからボクは………」
「………運命か?」
アルルは泣きながら、頷いて、言う。
「つらくなるんだったら、ボク、キミのこと、好きにならなければよかったって、思う時がくるから!」
「来ない。」
アルルはびっくりした様子で、シェゾを見上げる。
「俺がいるかぎり、アルルには、辛い思いはさせない。
それに、俺は、お前に俺達の運命をきいているんじゃない。
お前のキモチをきいているんだ。
アルル・ナジャ。」
初めて知った、アルルのフルネーム。そんなことよりも、アルルの答えが気になった。
アルルは、ゆっくりと言う。
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