始まりは薬から

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「アミティ、シグ、ラフィーナにクルークまで、リデルもいる。 今日もみんな元気だなぁ。」 と、そこで、こちらに気付いたのか、アミティ達がこっちにやってきた。 「ヤッホーアルル、何をしているの?」 「んとね、薬を捨てに来たんだ。」 アミティの質問に苦笑ぎみに答えるアルル。 しかしこの発言が全ての元凶となるのだった。 「ねぇ~、それ、なんの薬なの?」 「そういえば、なんだろう?」 そこまで気にしていなかったアルルは、シグってぼーっとしてるようで意外とするどいなと思いながら、薬の側面に書いてある文字を読み上げる。 「えっと~、これはなんでも一つ願いが叶う薬です………って、えぇっ!!」 実に素晴らしい内容だった。 「「「「なんでも願いが叶う薬!?」」」」 周りで聞いていた五人も思わず繰り返す。
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