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とりあえず、倒れた五人を博物館に魔法で運んだアルルは、あくまにいままでのことを話した。
「それはやはり、その薬が原因だと思われるクマ」
「う~ん。やっぱりそうか。
でも、ボクの世界の物だし、作ったひとがひとだからそのままの効果とは思えないんだ」
どうしよう、と考え込むアルルにアクマが言った。
「そのびんになにか書かれていないクマ?」
「あっ、そうだ!」
アルルがビンをみてみると、そこにはウィッチだと思われる字で、
《アルルさん、この薬、少し調合を間違えてしまって、効果が変わってしまったんです。てへ》
と書かれていた。
間違えたのわかってたんだったらはじめっからわたすなよなどと思いながらアルルはつづきを読む。
《この薬の効果は、女の人の服を脱がしたくなる、というものです。
アルルさん、頑張ってくださいね》
「ぼっボク帰る!」
慌てて逃げようとしたアルルを五人の影が遮る。
「逃がさないよ。アルル」
「大人しく脱がされてください」
そういえば、対処法は?とアルルはウィッチの手紙のつづきを読む。
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