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「アルルって、好きな人いる?」
「へっ!?」
突如聞かれた質問に、アルルは思わず変な声を出してしまった。
ここはプリンプ公園。
秋も深まりアルルとアミティが座るベンチの周りにも、落ち葉が絨毯の様に敷き詰められている。
アルルとアミティはたまたまここで会い、取り留めのない話をしていたはずだったのだが、
「ほらっ、アルルってあたし達より年上だし、恋かしてそうだなって…。」
少し頬を赤く染めるアミティにアルルは昔の自分を照らし合わせる。
ボクにも、こんな時期があったな。
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