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「確かにカッコイイよ。でも、変態だし冷たいし何考えてるか解らないし」
でも、
「時々すっごく優しいの。そこが、好き、かな?」
俯いていた、目が、だんだんとぼやけてきて。
アルルは慌てて上を向く。
まだ、泣かない。
キミに会うまでは。
「アルル?」
心配そうに顔を覗き込むアミティにニコッと笑いかけて、アルルは勢いよくベンチから立ち上がった。
「アミティも頑張ってね!」
「えっ!?」
「さー、カレーでもたべようか」
「ぐー」
キミに会うまで、この涙は、お預け。
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