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『祐一、今月何人食った?』
『俺か。何人だ?今月は10人位じゃないか』
『いーよな、お前はなんもしなくても女よって来て!』
俺は、正直言ってモテる。
本当に何もしなくても
女の子が寄って来るのよ。
中学2年の時に、一個上のギャルみたいな先輩に告られて、
初めて彼女が出来てから
女の子は切らした事はない。
だからといって、
自分から必死になることは絶対めしない。
付き合ってと言われれば、付き合った。
別れようと言われれば、別れた。
何も感情がなかったんだよね。
好きになんてなれねーし
そもそも好きって、何よ?
好きなんて、簡単に言うけど
嫌いにも簡単になるんだよな?
好きなんて感情は、
ただの気の迷いに過ぎない。
現に好きって言われて付き合って
振られるのも俺だしね。
別れる時に必ず言われるのが
『何を考えてるか分からない』
どちらかと言えば、
何も考えてないんだわ、俺。
付き合ったからと言って
その子の事優先することもなく、
相手は必ず、自分最優先を望んでくる。
だけど、俺には普段から
つるんでる仲間が居る
そいつらと、バイクの話しやら
サッカーの話しをしたり、
酒のみながら麻雀やったり
そんな時間もかなり好きだったから
そーしてるうちに、
女呼ぼうってことにもなるんだよね。
血の気が多いのもいるから
敵も少なくはない。
だから、喧嘩で停学になったり、
警察沙汰になったりするけども、
気心知れた、仲間達と一緒に居るのが楽しいんだ。
この中でも一番
付き合いが長い龍太郎
小学からずーっと一緒で高校まで一緒
しまいには、クラスも一緒の腐れ縁
『誰か女呼べって女。祐一この前やったあの子呼んで、友達連れてこいって!』
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