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器がデカイ!!
ってゆうんだろうかねぇ?
肝っ玉母ちゃんみたいなんだよね、龍太郎のオカン
『なに、祐一らしくないねぇ~!おセンチになってんのか?ん?ん?』
そう言いながら、
俺の顔を覗き込んでくる。
『うるっせ、お前!笑。』
そう言って、龍太郎の頭をどつく。照れ隠しw
『家族みたいなもんなんだって!!!お前は!小学校の頃から知ってるんだし、なぁーにを今更!!笑。運動会の弁当も一緒に食った中だろが!!ウザイだろうけど、たまに付き合ってやって!!笑』
家族みたいなもん。。、
スゲー。。
何か、スゲー嬉しいべ!!
俺には家族がいないに等しいからね、家族の、暖かさを俺は知らない。
母親は。。。
俺を捨てて、知らない男の所に行った。
俺が学校から帰ってきたら、
母親は荷物をまとめてた。
『どっか行くの』
そう聞く俺の声は
母親には届いてない。
『お母さん?』
そう言って、母親は
やっと俺の顔をみた。
その顔は焦りと困惑交じりの
何とも言えない表情だったのを
いまでも覚えてる。
『お母さん、もうこの家には戻ってこれないから。、おとうさんのいう事聞くんだよ』
俺にそう言い残して
お母さんは部屋を出た。
でも、俺は追いかけた。。
『お母さん!!』
玄関を出たら、
母親は知らない車に乗って消えてった。
ドラマとかで良くあるパターン
あれが、俺の家で実際に起きたから、ぶったまげてしまう。
新しい男と一緒になる為に俺は捨てられたんだ。。
虚しさと孤独感を、一気に味わった気がその時したんだ。
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