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案の定、光は弾き反される。
「あだっ!」
光は背中を強く打たれる。
「下がれ馬鹿!!」
後藤は光に叫ぶ。
怪鳥は飛び回って口から火を噴き辺り一面を火の海にする。
「追撃しねぇとな」
水谷はホークアイ片手に怪鳥の元へ走る。
「俺も行きますっ!」
明石も走る。
「くそぉっ!」
光はさっさと起き上がる。
が、その瞬間、
―ゴホォッ―
怪鳥の噴く紅蓮の業火が光を包んだ。
「え?」
光はわけが解らなかった。
身体中が熱く燃えている。こげるというより溶けるように。
だが、業火より更に紅い琥珀のペンダントもほぼ同時に輝きを放っていた。
光は溶けるような熱さから優しい“光”に包まれてた。
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