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「たぁっ!」
千尋は襲い来る蛾を薙刀で払い、斬り捨てる。
千尋の足元には真っ二つになった蛾の死骸が転がる。
何回も続く。
「速い……」
千尋の身のこなしに光は見とれる。
「千尋兄ちゃんは昔から薙刀を習ってたの。しかも実戦的な。だから戦えるのよ」
「凄い」
あっという間に蛾は来なくなり千尋は動きを止めた。
「千尋君、ありがとう」
「いいよいいよ」
「やっぱ兄ちゃん強いなぁ」
「光ちゃんこれは、」
千尋は蛾の死骸を見る。
「もしかしたら…」
光はある事を察する。
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