第2話 真実と運命。《前編》

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光はEDUT基地に行き待機していた。 椅子に座り込み赤い琥珀のペンダントを見て物思いにふけていた。 (只の石だと思ってたけど、まさかあんな力があるなんて) おそらく光に問いかけた人物は地球の女神“ガイア”。それは父が死の間際に教えてくれた。 何故、私はレイピアー・スノーフレークになったんだろう。 ここにきて疑問が溢れる。 パンクしそう。 「東隊員♪何してんだ?」 ガクが話し掛ける。 だが、光はボンヤリしたままだ。 「………」 「おいっ!東隊員っ!!」 「わわっ!?」 ガクの大声で光は我に帰った。 「どしたの?ボンヤリして」 「ガク君、ゴメン何?」 「いきなり世話やけるぜ。せっかく手柄なのに」
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