第2話 真実と運命。《前編》

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「あれ、手柄って程でもないでしょ。普通だし」 「蛾と爆弾であそこまで推測できるなんてなかなかないだろ?」 「東、村瀬!!」 明石がオペレータールームに入ってくる。 「明石さん」 「東の言った通り、ビンゴだぜ」 「やっぱり……」 光の推測は的中した。 「誰が爆弾犯ですか?」 「ファーテル星人のキーン。怪鳥と蛾を操ったのが奴だよ」 明石はタブレット画面に写るのキーンの写真を光とガクに見せる。 「コイツが爆弾犯ですか?」 「奴は何故、こんな事をしたんでしょう?」 「わかんねぇ。でも襲撃とテロだぜ、こりゃヤバい」 「またどこかに爆弾が………」 案の定、まだ爆弾は仕掛けられている。何処かに。
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