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そこには今まで出会ったどんな女性とも比べ物にならない超べっぴんが立っていた。
女性は小さな声で
『ちっ!
弱そうだけど他に誰もいねーみたいだし仕方ねーか。』
とつぶやいた。
本人は誰にも聞こえないように言ったつもりだがわりと地声がデカいらしく見句知金太には全部聞こえていた。
『おまえ何もんや!』
見句知金太の問い合わせに
『私はイリギリス王国の王女、小増満子。
名前は決して音読みで読むんじゃないわよ。
で、あんたこそ誰よ?』
『なんでイリギリスの王女の名前が漢字やねん!
それがなんでモンゴンルの大平原におるんや!?
その前にもう息していい?』
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