4人が本棚に入れています
本棚に追加
小増満子が逃げてきて見句知金太とぶつかってからかなり時間がたち、ようやく遠くの方からドタドタと大きな足音が聞こえてきた。
『やっと来たで。』
と見句知金太が小増満子の方を振り返るとイリギリスの王女は口を開けて昼寝していた。
『やれやれ…。
ほれ、王女さま!
悪人が来よりましたで。
起きや。』
『ぅっさいわね~。
昼寝くらいゆっくりさせてよ!』
性格が悪いように感じるかもしれないが普段から嫁にイビられている見句知金太には優しい言葉に感じられた。
やがて悪人は見句知金太に近付いて…
まだ500mくらいある。
.
最初のコメントを投稿しよう!