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ドタドタドタドタ！
ようやく見句知金太の近くまで来た悪人はモンゴンルの大平原の中にいるわりになぜか見句知金太に激突した。
『いたたた…。
なんやねん、ここのやつらは！
こんな大平原におるのになんでピンポイントで激突するんや！
だいたいぶつかる前になんで気付かへんのや！』
『ぜー…ぜー…ぜー…
まったく逃げ足の早いアマだ…
お前なんでこんなとこにいるんだよ！
あぶねーだろ！
あれ？
そこにいるのは小増満子！
見つけたぞ、この食い逃げ女め！』
見句知金太は悪人の話を聞いて目が点になったが一応決まりなので聞いてみた。
『お前は何もんや！
この女に手を出すやつはワシが相手になるで！
そんなことよりお前走るの遅すぎちゃうか？』
さすがは商人、口だけは達者だ。
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