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「……んな、わけで。焼き鳥屋を最後に俺の記憶はないわけだ。ドゥーユーアンダスタン?」
「あんたがどうしようもないということだけはわかるわ」
目の前で、人並みより長い健脚を組み直す彼女。内心では、これがミニスカートだったら、もしかしたらチラリと見えては行けない三角形が見えたかもしれない。至極残念である。
「まぁ、それでだな。気づいたらこんな世界にいて、途方にくれたところをおやっさんに助けられて今に至るわけだわ」
「そこからは、私もわかる。まさか、犬や猫ならぬ人間。しかも、年頃の娘を持つ親が拾ってくるとはおもいもしなかったけどね」
ほんとにそうであることは間違いない。こんなに可愛らしい二十歳の娘さんがいる親父がやることではないよな。
いやー、しかしスキニーのジーンズはそれはそれでそそられる。
「まぁ私からしたら、もうあきれるしかなかったわけだけど……。でもねぇ。こんなスケベーだとは思わなかったわ」
彼女は呆れたように、俺をみるがそれどころじゃない。俺の頭の中にはこのぴっちり具合からどんなパンツを履いてるか推理しなければいけない。
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