19905人が本棚に入れています
本棚に追加
学校が終わり、皆が帰りだす時間
つまり16時
この時間に帰る二人の男
一人はモテ男、皇騎 陵
もう一人は微ケメン、凩 蓮
「珍しいな。アイツらが全員用事とか」
「そうだよね。ところで蓮」
「なんだよ鈍感ハーレム君」
「僕は鈍感じゃないよ。それよりこの足元のなに?」
「足元?…ゲッ…!」
二人の足元には魔法陣が光っていた
「ふむ。どうやら陵は異世界で魔王を倒さなくちゃらしい。まぁ頑張れ」
と言って凩蓮は魔法陣から出ようとするが……
「逃がさないよ蓮!僕を一人にしないで!」
「離せ鈍感!俺は平和に生きたいんだ!異世界なんかに――って、あっ!?」
やっとホールドから解けた時には遅く、魔法陣がさらに光輝いた
「ククッwww勇者召喚かwwwww」
そして、発動寸前に魔法陣に足を踏み入れた影がもう一人いたことに、彼ら二人は気付かない
最初のコメントを投稿しよう!