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蓮Side
光が収まり、目を開けると見知らぬ場所で不審者が五人、赤髪美女が一人いた
「ようこそ勇者様……って三人?」
三人?
ここには勇者として喚ばれた陵と、巻き込まれた俺しかいないはず……
「やっぱ作りはどこも一緒かwwwwww」
声の方を見ると、文武両道でフツメン石島が……
「ってなんでお前もいるんだよッ!?」
「なんでってwwwそりゃ巻き込まれてみたからに決まってるだろwwwwwwwww」
自分から魔法陣に入ったってのかよ
正気じゃねぇなコイツ
「えーと、お話し中すみませんが皆様のお名前を教えてくれませんか?」
「あ、すみません!僕の名前は皇騎陵です!よろしくお願いしますね」ニコッ
陵はキラースマイル発動
「よろしくお願いします(凄くカッコいいお方……)」ポッ
惚れたかチクショー!
「俺は凩蓮だ。よろしく」
「俺は石島聖夜wwwこっちだとセイヤ・イシジマだwwwwwよろしくwwwwww」
「リョウさんにレンさんにセイヤさんですね。私はミルヒア・アドベンスティーと申します。以後お見知りおきを…」
お姫様のように優雅なお辞儀をするミルヒア
「まずは覚醒の滝壺で能力の覚醒を行っていただきます。では、こちらに……」
そう言って、ミルヒアは陵の手を握り歩きだした
ちゃっかり握るとは……
ビッチ候補だな
「なぁ凩www」
「蓮でいい」
「じゃぁ蓮www皇騎の性格はどんななんwwwwww?」
コイツのヘラヘラした顔がムカつくが悪いやつではなさそうだ
「性格か…。自己中で偽善者で自分が常に正しいと思ってる。あと鈍感」
「へぇ……www」
興味なさげに答えた石島
だが、俺は見てしまった石島の口角が微かにつり上がるのを……
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