招待状

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今にも雨が降りそうな曇天日。 郊外にある木々に囲まれたとある一軒家。 その中から寝癖のついた男が毎朝届く新聞を取りに、庭先のポストへと闊歩し出した。 ガチャン 新聞を取ると何かが落ちた。 (?) 拾い上げた。 黒い手紙封筒に不気味に光る緑の文字で 《招待状》 と書いてある。 裏をみると中央に銀の髑髏のマークがついてあり、差出人名は 《死神》。 (何だ?) 新聞を左脇に抱え、封を開ける。 すると黒い紙があり、取り出し開く。 同じく不気味に光る緑の文字でこう書いてあった。 『貴殿は我が主催する 《デビルズカーニバル》への参加を許された この催しは大多数の人間とで あるルールに基づき行われる 4日目の日の出を見ることが出来た者には全て賞金(4億)が授与される 詳しい内容は同封されている地図にある《髑髏の館》にてご説明しよう 尚 1度地図にある街に踏み入ったら再び出ることはありえない 今宵の0:00に《覚悟》のある者だけ来るがいい では 館にてお待ちしております』
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