初めての夏

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‐裕太side‐ 湊達4人が御蔵と闘い始めた頃、学校を出てある場所に向かって歩いていた。 裕(一体どうなっている!?昨日、あれから遥斗は何処に行ったのか!?) そんなことを考えながら10分程歩いていると、目的の場所に到着した。 そこには、ある人物の後ろ姿が見えた。 裕「遥斗…」 裕太はその人物の名前を呟くように言った。 そう。 その人物とは遥斗だった。 遥「…ん??どうしたんだよ!?」 遥斗も裕太に気づいて振り返り、少し驚いた様子で問い掛けた。 裕「ここに来たら遥斗に会えると思ったから来たんだよ。」 遥斗と裕太が今いる場所とは街全体が見渡せる丘の上。 この丘は2人にとって¨所縁の場所¨である。 そして、2人の過去にも深く関わる場所でもある。 遥「わざわざ、常麟(うち)のトップがなんの用だよ?」 裕「さっき、うちの学校に御蔵が攻め込んできた。」 遥「へえ~それで?」 裕「お前が関係してるかどうかを聞きに来た。」 遥「俺は関係ねえよ。そんな話なら俺は行くぜ?」 裕「待ってくれ!!」 その場を去ろうとする遥斗を呼び止め、話を続けようとした。
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