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「才能無しが、お似合いの平民なんて呼び出したよ!」
ん…?
「やはり、あれには才能無しがピッタリだ。この使い魔召喚が証明してくれた!」
そんな言葉を皮切りに集団がまた騒ぐ。
笑う者。
誰かを馬鹿にする者。
騒ぎの中興味無さげに去っていく者。
そんな君らに一言。
訳が分からない。
誰か、教えてくれ。
飴ちゃんあげるから。
ん、一番近い少年に聞いたらいいか。
放心状態から俯き、微かに肩を震わせてる少年に声を掛けようと右手を伸ばす。
「悪い、質問してもいいか少年…?」
右手が少年の肩に触れようとする。
何がどうなっているのか、聞きたいんだ。
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