第1章

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5分もしないうちに 少女は1階へ降りてきた 彼女は制服に着替えており 洗面所等には向かわず真っ先にリビングへ向かった その足取りは先程の慌てた様子は感じられないくらい 静かな歩きだった リビングには 大きなテレビが置かれ、 それを取り囲むようにソファーが並べられており その中心には 少し白髪混じりの男性がパソコンに向かい合っていた 少女はその人物に近づき 「お帰りなさい、お父様」 と、声をかけた
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