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「月宮君、帰ろ!!」
ひなきは、HRが終わるなり、そう言って、星夜に駆け寄った。
「あぁ…。
ひなき、今日も、家に行っていいだろ?」
星夜は、不敵な笑みを浮かべながら言った。
「…えっ…今日も…!?
なっ…何で…!?」
ひなきは、何故か顔を真っ赤にして俯いた。
そんな、ひなきの表情に、教室に残っていた数名の男子は、悶々としていた。
「分かってるくせに…。
ほら、帰るよ!!」
星夜は、そう言うと、フッと笑って、ひなきの手を掴んで歩き出した。
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