~プロローグ~

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「ちょっ…ちょっと…月宮君!!」 顔を赤くしたまま、星夜に連れて行かれるひなき…。 2人が、教室を出て行くと、途端に、教室内が、ザワザワし始めた。 「なぁ…お前は、どっちが攻めだと思う?」 中でも、1番体格のいい、青山 創が、クラス1背の高い岩屋 晃に聞いた。 「はぁ… !?何…それ…。」 晃は、創の質問の意味が分からず、首を傾げた。 「あいつら、付き合ってんだぜ? どっちが攻めで、どっちが受けか…ってことだよ!!」 創は、何故か、顔を赤くしながら言った。 「はっ? お前、なに言ってんだよ!! あいつら、男同士じゃん…。 何、キモいこと言ってんだよ…。 つうか…お前も、何で、顔、赤くしてんだよ!!」 創の説明で、やっと意味の分かった晃は、そう言って、眉間に皺を寄せた。
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