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「田中さんってクラスですごい浮いてるわよね」 ぐふぁ単刀直入に言いすぎだよ 「ま・・・まぁね でも君もけっこう浮いてるよね。 だれかと話してるところとか見たこと無いし。」 「あんなクソみたいなやつらと話したら腐るわ。でも、田中さんは違うと思った、だから話してみたかったの。」 ニワトリの話をするか、しないか、さぁ、どうする私 「ねぇ、君。さっきのニ「君じゃ無くて姫妃って呼んで」 「はい。」 被せてきやがった、ぐぬぬ。 「ねぇ、田中さんのお父さんって今なにしてるの?」 「え・・・?なんで?」 全身に電流をながされたような感覚だった。 私の父は昔、不景気ゆえのリストラにあい、絶望から酒とドラッグと女に溺れた。 同時に母は家を出て行った。しばらくしてから父は強盗殺人犯として警察にしょっぴかれた。 「私の両親はね、昔強盗に殺されたの。親戚はみんな同情の目で私を見てくるのだけれどもね。私、うれしかったの。父さんと母さんは私をどうやって殺したらばれないか、ずっと考えているような人だったわ。殺さ れて当然なのよ。あなたのお父さんには感謝してるわ。」 言葉が詰まって出てこなかった 持ち前のコミュニケーション能力の低さ故ではなく、単純に混乱していた。
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