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その中で学会も多く存在し、この日本で有名なアビリティ能力に関わる学会は木崎市にある実現学会である。能力の研究では困った物は無く、権力もあり他の研究所からこの学会へ来る人も居ると言われている。ただ、それだけではなく能力について一般知識以上の事を知りたい人へ向けて講習会と言うものもやっており、この講習会を受けてから能力者に対して考えを変える人も居る。もう一つ、この実現学会には素晴らしい者があり、それはいじめや家庭から見捨てられた能力者を救う道としてそういった人たちをこの学会に入れてはリハビリとして非能力者と交流をするといった事もしており、非能力者と能力者、その両方からどちらも信頼されている組織である。
創設者の幹嶋リクトは非能力者と能力者の両者が手を取り合って平和になるようにと実現するべく設立したと言われている。彼は研究者としても権威を持ち、様々な研究結果を発表している。だが、一部の噂では非能力者を実験材料としているのではないかという事もあり、彼を怪しむ者も少なくない。
最近では実現学会のメンバーである人がアビリティ能力には能力自身が使用者と共に進化するもののある事が発見した。リクトはこれらを区別する為に普通の能力には通常型、進化するものには進化型と名称をつけた。
発表された内容では進化型は数が少なく、通常型のなんら変わりがないので区別の仕方が難しいが能力同士の戦いを見ていけばわかると言われている。この進化型は10人に一人という割合で発現している可能性が多く、現在も研究が進められている。
この木崎市では能力者による事件は警察よりも先に武力で解決する人が居る。両手にはレザーの手袋、黒いマスクに口元は銀色。緑のマフラーをしており、黒いマントを羽織り、全身黒いヒーロースーツのようなものを着用している。
そのヒーローは学生で流行っているSNSサイト内で木崎市内の事件、喧嘩などがあるという書き込みがあればすぐさま駆けつけるようで今、木崎市内ではこの人を正義や秩序を守るヒーローだという者も多く降り、学生の間では話題の中心だ。特にこのヒーローはアビリティ能力者じゃないかと言う事もあり、能力者を嫌っている者も少しは考え直す人も居る。
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