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「うるさいんですけど!あんたみたいな幼女がお兄ちゃんの何を知ってるってのよ!」
膝の上に乗っている友梨が余計なことを言い出す。
本当に余計な事を…。
「よ、幼女とは失礼だ!あと、お前だけには言われたくない。荘なんかとイチャイチャしてるくせに!」
荘なんかってひどくね?
「いいもん!妹だから幼女でもおかしくないもん!でも、あんたは歳も同じなのに幼女体型ってプププッ!ってかあんたはお兄ちゃんの何なの?」
「しょ…荘は…」
言葉が詰まる。
「荘は私の……ど、奴隷だ!そう、奴隷!」
「奴隷?意味わかんない事言わないでください!お兄ちゃんとこれ以上関わらないで。お兄ちゃんが汚れちゃうわ。チビ。」
「おい…二人共、いい加減、喧嘩は…」
だが、そんな簡単には終わる事はなかった。そんな忠告など無視されて終わってしまう。
「なんだとっ!もう一回言ってみろっ!」
「嫌だ。」
「もう!許さん!!」
「うるせぇぇえ!とにかく黙れって言ってんだよっ!!」
久しぶりにキレたら、二人はやっと黙った。はぁ、世話が焼ける…。
「とりあえず、友梨は自分の部屋でもう寝ろ!」
友梨はブツブツ言いながら自分の部屋へ行く。
「荘の妹はけしからん。」
「確かに玲那が幼女というのは間違ってはないけどな。」
「荘まで!?私は幼女じゃないと何度言えば分かってもらえるん!」
多分、永遠に分かってもらえないだろう。
「じゃ、俺ももう寝るよ。」
「え?しょ、荘!私に一人でリビングで寝ろとでと言うのか!?」
「ん?寂しいのか?」
「べ、べつに寂しくなんかない…。」
「そうか。じゃあ、おやすみ。」
「さ、寂しいです。だから一緒に…寝たい…のだが。だめ?」
玲那は俺の服を掴み引き止める。
「最初からそう言え!ややこしい…。」
結局玲那は俺の部屋で寝る事になった。
俺は床に布団を敷き、玲那は飛び込む様に敷いた布団に潜り込み、俺もベットの上に敷いてある布団の上にゆっくりと寝転がる。
寝転がると今日一日の疲れがすべて溢れ出し、ゾッと疲れが表に出る。思わず、ため息も溢れ出す。
何をやっても楽しくない。やりたい事なんて何も思いつかない。何もなくただ1日が過ぎていく。
そんな生活が毎日飽き飽きしていて、それでも何をするわけでもなくただ1日を過ごしていく。
そうやって今日も同じ様に今日を終わる。
しかし、どうも体に違和感を感じた。
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