SAVE1

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そう考えながら自分の部屋に戻ろうとした時だった。 「…え…?」 チカリと光る人工光、その光は3回規則的に点滅し、静かな青色の点滅を繰り返している。 その光の先にはつるりと丸い見慣れたフォルムの 「私の…携帯?」 おそるおそる部屋に近づくと、朝置きっぱなしにしていた子供用の携帯からその光は放たれていて、開けろ開けろと主張しているかのようだった。 (電源…つけたままだったのかな) 誰からも来なくなり、使わなくなったため普段携帯の電源はほとんどオフになっている。 時々私が寝ていて母親がでかける時位しかメール機能は果たされなくなっていて、自分から電話をかけることすら忘れかけている小型電子機器は、命が切れていないことを証明するかのように光っていた。 新規受信メールは1件、その前のメールは昨日の夜だ。 「ごめんね…」 せっかくメールをくれたのに返信すら出来ない臆病者。 ごめんねと返すことすら怖くて、そのくせ未練がましくメールを何度も読み返したりして。 「ごめん…」 聞こえもしない謝罪をもう1度すると、1件前のメール画面を閉じ、新規受信メール画面を開く。 「え…」
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